優良脱毛機械「ライトシェア」。効果と実力を徹底解説!

こんにちは。剛毛男爵です。

この記事では脱毛機械「ライトシェアシリーズ」についてご説明します。

 

ライトシェアは日本で最も歴史が古い脱毛機械メーカー「ルミナス社」で作らている脱毛機械であり、日本で流通している脱毛機械の中でもトップクラスで優れている機械です。

・ライトシェアの詳細

・ライトシェアが他の機械と優れている点

・ライトシェアの欠点

・ライトシェアの使用をお勧めする部位

の順番でご説明しますので脱毛クリニックを探す際の参考にして下さい。

ライトシェアの特徴・番手

ライトシェア概要

ライトシェアの特徴は以下になります。

ライトシェアの特徴

・昔から実績のあるショット式脱毛機械。ダイオードレーザーを使用

・HS・ETという2つのハンドピース(アタッチメント)を肌に直接接触させてレーザー照射をするのが1番の特徴。

 

HS:大きさは22×35 mm。大きい部位に使用する肌に吸引させてレーザー照射する事で痛みを緩和する

 

ET:大きさは9x9mm。顔、乳輪、Oライン等の小さい部位にジェルを塗ってレーザー照射する。

付属の冷却チップで肌を冷やしてレーザー照射する事で痛みを緩和する。

様々な番手がありますが、日本で一番流通しているのは「ライトシェアデュエット」と呼ばれる番手。その次にライトシェアデュエットの後継機械「ライトシェアデザイア」が流通しています。

剛毛男爵剛毛男爵

ライトシェアデザイアの方が後継機なだけあって値段も高く、導入できていないクリニックが多い。

クリニックをネットで探す時はまだ「ライトシェアデュエット」で検索を掛けた方がいい状況です。

ダイオードレーザーの特徴

次に、ライトシェアで照射するダイオードレーザーの性能について説明します。

剛毛男爵剛毛男爵

脱毛効果を決める2つの指標「吸光度」「深達度」という側面から説明しますね。

吸光度

レーザーの効果を決める要素の1つ目が「吸光度」と呼ばれる指標です。

脱毛は医療レーザーが黒色(メラニン色素)に吸収される時に生じる熱エネルギーで毛母細胞を破壊するという仕組み。その吸収されるエネルギー量を数値化したものが吸光度とイメージして下さい。

この吸光度は波長の長さによって変わってくるのですが、波長毎の吸光度を表した表が以下になります。

日本で脱毛に使用されているレーザーは「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3つ。

ダイオードレーザーの吸光度はアレキサンドライトレーザーより低く、ヤグレーザーより大きい事が分かります。

深達度

レーザーには「波長が長い方が皮膚深くまで浸透しやすい」という性質があり「どれだけ奥深くまでレーザーが浸透するか」も脱毛効果を決める要素の1つになっているのです。

レーザーの浸透性を表している指標が「深達度」。各レーザーの深達度を表した表が以下になります。

深達度という面ではヤグレーザーより小さく、アレキサンドライトレーザーとほぼ同等という事が分かります。

これだけ見ると

考える男

アレキサンドライトレーザーの機械を使った方がいいんじゃない?

と思う方がいるかもしれませんね。

しかしライトシェアは直接肌に当てて照射するという仕組みによって他の機械とは大きく異なる効果を出す事が出来る機械なのです。

次の項で、接触させて照射する事のメリット、デメリットについて説明します。

ライトシェア最大の特徴とメリット、デメリット

ダイオードレーザーの特徴だけで見るとアレキサンドライトレーザーとほとんど大差がないと思われるライトシェア。

しかし、ライトシェアは肌に直接接触・吸引させてレーザー照射する事によって大きな脱毛効果を出す事が可能なのです。

肌に直接当てて照射する事によって得られるメリットは

「根深い毛にも効果を出せる」

「皮毛角が大きい毛(効果が出にくい)毛に対して有効」

の2つ。

それぞれ説明していきます。

押し当てる事で奥までレーザーを届かせる

ライトシェアのメリットの1つ目は根深い毛に対してもアプローチが出来る事です。

例えばアレキサンドライトレーザーは吸光度が3レーザーの中でも最も大きいので脱毛効果は最強のように思えますが、根深い毛にはレーザーそのものが届かないというデメリットがあります。

その為、根深い毛に対しては深達度の高いヤグレーザーを使うのが脱毛におけるセオリーなっています。

しかしライトシェアを使えば、直接肌に押し付ける事で機械と皮膚の距離を物理的に近づける事が可能なので根深い毛に対してもアプローチする事が可能なのです。

剛毛男爵剛毛男爵

肌を吸引させるHSピースよりも、看護師自らが肌に押し当ててレーザー照射するETピースの方が根深くまでレーザーを届ける事が可能だね。

抜けにくい「皮毛角の大きい毛」にも効果的

ライトシェアのもう1つのメリットは脱毛効果を出しにくい(エネルギーが伝わりにくい)皮毛角が大きい毛にも効果を出す事が可能な点です。

皮毛角という言葉は聞いた事が無い方がほとんどだと思いますので、次で「皮毛角とは何か」について説明します。

皮毛角とは何か?

脱毛効果に影響を与える「皮毛角」という要素について理解する必要があります。

 皮毛角とは、皮毛角とは皮膚と毛が作る角度のこと。以下画像をご確認下さい。

皮毛角が小さい毛はレーザーが当たる面積が大きくなる為にエネルギー効率が良く、皮毛角が大きい毛よりも効果が出やすい傾向があるのです。

この皮毛角が大きい毛に対して有効なのがライトシェアです。

ライトシェアジェルは直接レーザーの照射口を皮膚に押し付けてレーザーを照射しますが、この時に皮毛角を小さくします。(直角に近い毛が吸着する事によって横に寝そべり、皮毛角が小さく なる)

その結果、レーザーの照射面積が広がり、レーザーの熱エネルギーが効 率よく伝わり、効果が出やすくなるのです。

既にヒゲ脱毛をしている人の中には「アゴ・口角・口横のヒゲが何回やっても中々抜けない」と感じている方もいるでしょう。

実はこれらのヒゲは皮毛角が大きくエネルギーが伝わりにくいのです。その為に複数回照射したり、出力を上げたりする必要がありますが、ライトシェアであればそのような毛に対しても効率良く効果を出す事が可能なのです。

 ライトシェアのデメリット

次に、2つのデメリットを説明します。

剛毛男爵剛毛男爵

全てにおいて完全な機械はない。長所・短所を見極めた上で自分に合う判断をしよう。

看護師によって効果の差が出やすい

デメリットの1つは、看護師によって効果にバラつきが出てしまうことです。

ライトシェアはレーザー照射口を肌に密着・吸引させてレーザーを照射しますが、適切な角度、適切な力加減で肌に機械を当てるのにはコツがいります。

その為照射口と肌の間に空洞になった円筒(口径スポット)があるタイプの脱毛機械と違い、脱毛効果にバラつきが出てしまいやすいのです。

剛毛男爵剛毛男爵

ライトシェアデュエットでの施術を受けた方から「この機械での照射に苦労していた」という報告はたまに貰います。

ジェントルレーズプロ・ジェントルマックスプロとかは円筒を当てるから照射する時に固定しやすいのかなと思っています。

黒い肌には効果が出しにくい

ライトシェアのもう1つのデメリットは黒い肌には効果を出しにくい点です。

毛の黒にレーザーを反応させて生じる熱で毛母細胞を破壊するのが医療脱毛の仕組みですが、肌が黒いと、火傷のリスクが高まってしまいます。

その結果、火傷のリスクを避ける為に出力を落として照射する必要が出てきてしまうのです。(場合によっては照射不可な場合も)

剛毛男爵剛毛男爵

ライトシェアに限った話ではなくて、アレキサンドライトレーザーでも同じなんだけどね。

日焼け止めを使って紫外線対策を徹底するか、地黒で日焼け対策しても効果が出にくい人はヤグレーザーを使うしかないです。

ライトシェアのお勧めの使い方

最後に、ライトシェアをどのように使うのがいいかについて僕なりの考えを説明します。

ヒゲ・全身・VIOとそれぞれに特徴があるので、自分に向いてそうな機械を選べるように参考にして下さい。

1番のお勧めはヒゲ脱毛

僕がライトシェアの使用を1番お勧めする部位はヒゲです。

ヒゲは抜けにくい性質の毛なのですが、その問題を一番効率よく解決できるのがライトシェアなのです。

ヒゲ脱毛が難しい理由

・根深い毛が多く、アレキサンドライトレーザーでは抜けない可能性がある。

⇒押し当てて物理的に距離を近づける事が可能

・皮毛角が大きい毛が多く、エネルギーが上手く伝わりにくい

⇒押し当てて皮毛角を物理的に小さくする事が可能。

剛毛男爵剛毛男爵

ヤグレーザーでも根深い毛には有効だけど、ヤグは脱毛効果で言えば3レーザーの中で最弱だからね。。ヒゲ脱毛ならライトシェアが一番バランスが取れています。

全身脱毛にも〇

ヒゲと違って根深い毛が多い箇所・皮毛角が大きい箇所の傾向が掴めていない全身ですが、ライトシェアの恩恵を受けやすい部位なのでお勧めする部位の1つです。

剛毛男爵剛毛男爵

アレキサンドライトレーザー・ヤグレーザーなどの1つで両波長打てる機械の方が安心ではあるが、値段が高いからね笑。

値段と脱毛効果のバランスを考えるなら全身脱毛にライトシェアを使うのはありかなと思う。

VIOは「痛みに弱い人限定」で推奨

ヒゲ、全身と比べると、使う人を選ぶのがVIO脱毛。その理由はVIOは色素沈着している可能性があるからです。

色素沈着している部位には火傷を避けるべく出力を落として照射するリスクがあり、効果が思うように出ない可能性があるからです。

剛毛男爵剛毛男爵

色素沈着は人によって程度の差があるから全員向いてないとは言えないけど、リスクを考えると黒い肌にも照射可能なヤグレーザーを使う方が確実かなとは思います。

一方でヤグレーザーには痛みが強いというデメリットもありますので、「ヤグレーザーでの施術に耐えられなかった」「痛みに弱すぎて自信がない」という方は選択肢としてライトシェアを使うのは有効と言えます。

 

以上、ライトシェアに関する基本情報・長所と短所・お勧めの使い方について説明させて頂きました。

ライトシェアは使い勝手に癖があり、脱毛効果にバラつきが出がちなクリニックではありますが、古くから実績のある優良脱毛機械です。

もしあなたが気になっているクリニックでライトシェアを使用していた場合は、今回の記事を参考にしてみて頂ければ幸いです。