こんにちは。剛毛男爵です。
この記事ではVIO脱毛に最適な脱毛機械についてお話しします。
脱毛クリニックを選ぶ時、多くの人は「値段」「通いやすさ」を優先する方が多いと思いますが、一番最初に確認するべきは脱毛機械です。
それは脱毛効果は機械の性能によって大きく変わるから。安い値段のクリニックと契約しても効果が出ないとしたら「安物買いの銭失い」となってしまうのです。
今回は他の部位と比べて脱毛に手間がかかるVIOに特化してお勧め脱毛機械を紹介します。
VIO脱毛に手間がかかる訳
各種レーザー(機械)とVIO脱毛の相性
お勧め脱毛機械ランキング
の順番でお話しします。
VIO脱毛に興味がない方でも、脱毛機械についての理解を深める為にも参考にしてもらえればと思います。
VIO脱毛に手間がかかる理由
まず最初に話す前に、VIO脱毛に手間がかかる理由をお話しします。
毛が密集していて時間がかかる
VIOに手間がかかる理由の1つ目は「毛が密集している部位から」です。
毛が密集していると照射したレーザーのエネルギーが分散されてしまう為、ヒゲとVIOで脱毛効果を出すにはある程度の出力が必要となるのですが、毛が密集している部位に高出力を当てると火傷のリスクが高くなります。
毛のメラニンに反応して熱が生じるから、毛が密集している=反応するメラニンが多い=熱量が多く火傷のリスクが高いという構図が生まれます。
つまりVIOの脱毛には「熱エネルギーが落ちる環境でも毛が抜ける」「火傷はギリギリしない」という絶妙な出力バランスで施術が必要となるのです。
毛の量が減れば出力は上げやすくなるんだけど、序盤は毛の量を徐々に減らす必要がある。これがVIO脱毛に回数が必要な理由です。
色素沈着している
VIO脱毛に時間がかかる理由の2つ目は色素沈着によって黒ずんでいる可能性が高いからです。
黒色にレーザーを反応させる医療レーザーにとって、肌が黒いのは都合が悪い事。それはレーザーの熱が毛根(毛母細胞)のみならず、肌の黒色にも流れてしまうからです(火傷リスク&効果の低減)。
その為に脱毛においては日焼けは厳禁となっております。元々の肌質が黒くない人であれば、全身・顔ともに日焼け対策は可能なのですが、VIOの色素沈着は対策が難しいため、肌が黒い事を前提で施術をする可能性があるのです。
色素沈着は個人差があるから、VIO脱毛は出力を容易に上げられる人、上げにくい人に2分されてしまうかもしれない。
各レーザー(機械)とVIO脱毛の相性
「毛が密集している部位である」「色素沈着の可能性がある」
この2つがVIO脱毛に手間がかかる理由と前項ではお伝えさせて頂きましたが、正しい機械を使えばしっかりと効果を出す事が出来ます。
ここでは各種医療レーザー(機械)とVIO脱毛の相性について説明させて頂きます。
脱毛機械の効果を決めるのは「照射形式」と「レーザー特性」の2つ。
この2つの要素とVIO脱毛の相性を理解すればこの次で紹介する脱毛機械がなぜVIO脱毛に向いているかをしっかり理解しやすくなるでしょう。
ショット式脱毛機械を推奨
脱毛機械はその照射形式によって2種類に分類されます。
ショット式:
部位に1箇所ずつレーザーを照射していく形式。従来からある脱毛機械
蓄熱式:
低出力で複数回、部位の上で機械を往復させてレーザーを照射していく形式。後発の脱毛機械
この2種類の中でもVIO脱毛にはショット式脱毛機械を選ぶようにしましょう。
毛が密集している為にエネルギーが分散されてしまうVIOには蓄熱式脱毛機械の低出力の照射は効果が出ない可能性が高いからです。
ただでさえ低出力の蓄熱式のレーザーがさらに分散されてしまう為に弱まってしまう可能性があるのです。
レーザーの性能を決める要素:吸光度と深達度
ショット式脱毛機械であるのはVIO脱毛の必須条件ですが、どの機械でもいい訳ではありません。
次に脱毛効果に大きく影響を与える各レーザーが脱毛効果に大きく左右するのです。
脱毛で使用するレーザーの種類は「アレキサンドライト」「ダイオード」「ヤグ」の3種類。各レーザーの特性をお話しする前に、レーザーの性能を決める「吸光度」と「深達度」についてお話しします。
吸光度
レーザーが色に吸収される量を示した指標が吸光度です。
吸光度が高ければ高いほど反応するエネルギー量が大きい事を意味するので吸光度が大きい=熱量が高い=脱毛効果が高いとイメージして下さい。
毛の黒色にレーザーを反応させて、毛母細胞を破壊するのが脱毛の仕組みなのでメラニン吸光度が脱毛効果に影響してきます。
深達度
レーザーがどこまで届くか表した指標が深達度になります。
VIOは根深い場所に生えている毛と言われておりますので、深達度の高さも吸光度同様にVIO脱毛の効果を決める大事な指標と言えます。
どんなに効果があるレーザーだとしても毛が根深いせいで届かなかったら意味はないからね。
この2つの尺度を参考にして次から各レーザーの効果を解説していきます。
アレキサンドライトレーザー
メラニン吸光度がもっとも高いのがアレキサンドライトレーザーの特徴です。
こう聞くと脱毛効果が一番高いと考える方もいるかもしれませんが、VIOは人によっては色素沈着している可能性があります。
肌が黒いとエネルギーが肌に流れて火傷のリスクが高くなってしまう為、部位の色素沈着の程度によっては出力を下げないといけない可能性があるのです。
またVIOは毛が根深い場所にある可能性もあり、アレキサンドライトレーザーだとそもそも熱エネルギーが届かない可能性もあるのです。
・脱毛効果は一番出る
・色素沈着の程度によっては効果が落ちるリスクがある
・根深い毛が多いとそもそもエネルギーが届かない可能性がある。
⇒効果はあるが、効果に個人差。思うように効果が出ない方もいる
ライトシェア(ダイオードレーザー)
ここではダイオードレーザーの中でもっとも一般的に使われているライトシェア(デュエット・デザイア)でのVIO脱毛の効果について解説します。
ダイオードレーザーで脱毛機械を選ぶ必要性はないから、ダイオードレーザーである脱毛機械ライトシェアを紹介するよ。
ライトシェアの一番の特徴は肌に直接機械を押し付けてエネルギー効率を大きくしている事です。
VIOの問題である「根深い毛」に対しても直接押し付けてレーザーを照射する事でアプローチする事が可能なのでアレキサンドライトレーザーと違って「レーザーが届かない」という事態は少ないです。
一方でダイオードレーザーも色素沈着した黒い肌に対しては出力を落として照射しないといけない為、「効果は個人の色素沈着の程度に左右されてしまう」というデメリットがあります。
・肌に直接押し当てて施術をするので脱毛効果は高い
・肌に直接押し当てるので物理的な距離が近くなるので根深い毛に届く
・色素沈着の程度によって効果が左右される
ヤグレーザー
ヤグレーザーは脱毛効果で言えば最弱。メラニン(黒色)の吸光度が3レーザーの中で一番低いからです。
しかし吸光度が低いという事は肌が黒くても火傷のリスクが低い事を意味しますので色素沈着がひどい方は「ヤグレーザーなら照射可能」というケースはあり得ます。
また、ヤグレーザーには深達度が3レーザーの中で一番高いという性質があり、根深い毛に対してもエネルギーを届ける事が可能。
普段使いとしてはあまりお勧めできませんが「肌が黒い」「毛が根深い」というイレギュラーに対応出来るのがヤグレーザーなのです。
・脱毛効果はもっとも低いが肌が黒くても照射可能
・根深い毛にも届く
・他のレーザーで照射出来ない場合でも照射可能
お勧め脱毛機械
前章で紹介した各レーザー(機械)で長所・短所のを踏まえた上で、VIO脱毛に適している脱毛機械を最後に説明します。
「脱毛を完了させる事が出来る」
「毛が抜けない時の対応策が豊富」
と言う点から1位から4位までお伝えさせて頂きます。
1位:ジェントルマックスプロ
アレキサンドライト・ヤグの両波長が照射出来る超有能機械です。
アレキサンドライトレーザーの「脱毛効果が高い」ヤグレーザーの「黒い肌・根深い毛にも有効」という両方のいい所を兼ね備えているこの機械であれば、最速かつ確実に施術出来る可能性が非常に高いです。
脱毛序盤は毛が抜けやすいアレキで一気に減らす。「色素沈着で照射が出来ない」「根深い毛が残り、アレキでは届かない」と言う状況になったらヤグレーザーを使えばOK
アレキ・ヤグ両方照射出来る機械は他にもありますが、脱毛機械メーカーの中で一番日本で実績のあるメーカー、「シネロンキャンデラ社」の機械であるジェントルシリーズを1位とさせて頂きました。
2位:エリートプラス
ジェントルマックスプロ同様にアレキ・ヤグの両レーザー照射出来る機械です。
メーカーはサイノシュアという歴史も古い脱毛機械メーカーではありますが、導入実績はジェントルマックスプロに劣る為、2位とさせて頂きました。
導入実績が多いという事は「看護師間で上手に使う方法が共有されている可能性が高い」という事も意味しているからね。
3位:クラリティツイン
この機械もアレキサンドライトレーザー・ヤグレーザーの両方を照射出来る機械。
この機械1つで脱毛を完了させる事は可能ですが、ジェントルマックスプロ・エリートプラスと比較すると国内の導入実績が少ないという点で3位とさせて頂きました。
4位:ジェントルヤグ
シネロンキャンデラ社のショット脱毛機械「ジェントルシリーズ」の1つでヤグレーザーのみ照射可能な機械です。
アレキサンドライトレーザーが照射出来ないので上位3機械よりも「脱毛を完了させる速度が遅い」という点では劣るものの、VIOの問題「色素沈着」と「根深い毛」をカバー出来るという点で評価しました。
今回のランキングは「脱毛を完了させる事が出来る」を優先しております。
次に、他の部位の脱毛であればお勧めの脱毛機械「ライトシェア(デュエット・デザイア)」「ジェントルレーズプロ」を使用する場合について説明します。
番外編:ライトシェア(デュエット・デザイア)
色素沈着している場合、出力を落として照射せざるを得ないライトシェアでの施術は若干の不安が残るものの、ヤグレーザーよりも優れた点があります。
それは「ヤグレーザーよりも痛みが少ない」と言う点です。
ヤグレーザーは赤色(ヘモグロビン≒毛細血管)に対する反応性が他の2レーザーよりも高い為に痛みを感じやすいというデメリットがあります。
一方ライトシェアは吸引・接触させる事によって毛のメラニンにエネルギーを集中するようにしているので痛みの感じ方は若干やや少ないです。
あくまで痛みの感じ方には個人差がありますが、僕はライトシェアの施術の際は麻酔なしでも大丈夫でした。
一度ヤグレーザーを試したものの、痛すぎて施術を断念したという方はライトシェアで施術を受けるのも選択肢の1つと言えるでしょう。
番外編2:ジェントルレーズプロ
ジェントルレーズプロはキャンデラ社のジェントルシリーズの中でもアレキサンドライトレーザーを照射するショット式脱毛機械です。
アレキサンドライトレーザーは毛の抜けが一番いいので全身脱毛やヒゲ脱毛の序盤の使用にはお勧め出来る機械ですが、色素沈着の程度によっては出力を上げられない可能性があります。
また、アレキサンドライトレーザーは深達度が小さい事もあり、根深い毛の多いVIOには熱が届かない可能性もあります。
VIO脱毛にジェントルレーズプロのみを使用するのはリスクが高いと言えます。
最後に
以上、VIO脱毛の特徴と各レーザー・機械とVIO脱毛の相性、VIO脱毛にお勧めの脱毛機械についてお話してきました。
VIO脱毛は時間・手間がかかる上に痛みも感じやすいので完了させるのが大変ですが、それを上回るメリットがたくさんあります。
ムレなくなるので快適になる
ムレなくなるので痒みが減る
悪臭が減る
陰毛が無くなるので部屋掃除が楽になる
今回の記事を参考に自分に理想の脱毛クリニックを見つけて頂ければ幸いです。