ヒゲ脱毛といえば「ドクターコバ」は必ず名前が挙がるクリニックです。通い放題の圧倒的コスパで人気を集める一方、ネット上では「接客態度が悪い」「予約が取れない」といった口コミも目立ちます。

この評判、いったいどこまでが事実なのでしょうか。

私はドクターコバの責任者に直接事情を聞ける関係であり、これまでに裏側で起きていた様々な経緯を知っています。この記事では、そうした現場のリアルを踏まえた「ドクターコバの真相」を解説していきます。

この記事を読むことで、以下の4点が分かります。

・ネット上で語られる評判と、その裏にある構造的な理由
・ドクターコバが値上げに踏み切った背景
・責任者および患者双方から話を聞いた私だからこそ分かる、ドクターコバの実力
・そして、コバ以外で信頼できるヒゲ脱毛クリニック

東京・名古屋・大阪でヒゲ脱毛を検討している方は、ぜひ最後まで読んでください。

ドクターコバでのヒゲ脱毛体験

私はドクターコバで20回以上ヒゲ脱毛の施術を受け、確かな効果を実感しました。1回目はゴリラクリニック、その後2〜21回目まではドクターコバで施術を継続しています。

まずは、実際のビフォーアフターを紹介します。

(ヒゲ脱毛開始前の写真)

ヒゲ脱毛 前

(20回施術後・2週間ほど放置した写真)

ヒゲ脱毛 20回後

ヒゲ脱毛の経過については、11〜21回目までを記録した記事があるので、そちらも参考にしてください。(※1〜10回目の記事は諸事情により非公開となっています)

剛毛男爵のヒゲ脱毛の施術経過報告の記事

私自身はドクターコバのおかげでヒゲの悩みを解消することができ、本当に感謝しています。

ただし、すべての人が同じように満足できているわけではありません。次に、ドクターコバの長所と、現在抱えている課題について整理していきます。

ドクターコバの長所

無制限ヒゲ脱毛という「構造的に効果が出やすい」仕組み

ドクターコバの最大の強みは「無制限ヒゲ脱毛」、つまり6回目以降は1,100円/回で施術ができる仕組みにあります。

大手クリニックの中には「機械の出力が弱い」「スタッフが出力を上げてくれない」といった理由で、効果を実感できない方が多く存在します。

一方、ドクターコバでは優良な医療脱毛機器を導入しており、さらに「無制限ヒゲ脱毛」という制度そのものが、効果を出すための仕組みとして機能しています。

なぜなら、通い放題である以上「しっかり効果を出して卒業してもらう」ことが、クリニック運営の前提になっているからです。結果を出さなければ新規顧客をさばけず、経営が回りません。

だからこそドクターコバでは、他院よりも積極的に出力を上げ、最短で効果を実感できるように取り組んでいます。

この「制度が構造的に効果を生む仕組み」こそが、ドクターコバの最大の強みです。

トータルで見てリーズナブル

ドクターコバのもう1つのメリットは「最終的なトータルコスト」がリーズナブルな点です。

確かに、以前は6回目以降110円/回で施術可能だったところ、2025年8月以降は追加費用が1,100円/回と値上がりしました。それでも、初期費用108,900円という設定は、依然として破格と言えます。

というのも、ヒゲ脱毛完了には15〜20回は必要と言われているからです。

他のクリニックでは、目先の集客目的で「回数コースだけ安く見せる」ところも多いですが、そうしたクリニックで15〜20回施術した場合よりも、最初にドクターコバで費用を支払った方が、結果的にリーズナブルになるケースは多くあります。

気になる方は、検討しているクリニックに連絡し「コース終了後も含めて15〜20回照射した場合の総額」を出してもらい、ドクターコバで15〜20回施術した場合の価格と比較してみることをおすすめします。

ドクターコバの値上げ背景

値上げの理由については、実は内部の方からいくつか事情を伺っています。ただし、それらは一般公開できない内容も含むため、ここでは詳細は控えます。

ただ、業界全体で

・医療従事者の採用コスト上昇
・冷却ガスなどの原材料費の高騰

といった背景があるのは事実です。

つまり、ドクターコバだけが特別に値上げしたわけではなく、
「医療脱毛業界が抱える構造的なコスト上昇の波を最初に受けた」と言えるでしょう。

DCDガスに関しては、他の優良脱毛クリニックの院長にヒアリングしても「可能ならば値上げしたい」という声を複数聞いています。

108,900円という破格のプランで、さらに110円/回で施術を継続していたドクターコバは、材料費や人件費の高騰を内部で吸収しきれなくなったと考えられます。

つまり、ドクターコバの値上げは単なる利益目的ではなく、医療脱毛業界全体の構造的コスト上昇によるものである可能性が高いと言えるでしょう。

※なお、私は値上げの判断そのものは理解していますが、他の方も言っている通り「すでに契約していた患者に対しても猶予なく一斉に値上げした」という対応には、改善の余地があったように感じています。事情は理解できますが、もう少し段階的な対応をしていれば、ここまで議論にはならなかったのではないか──その点は非常に惜しいと感じます。

剛毛男爵によるドクターコバ分析

それでは、5年ほど私が付き合う中で分かった「ドクターコバの現状と事情」について説明していきます。

ここでは

・ネットで騒がれる予約が取れない問題
・私が感じている脱毛効果に関する1つの仮説

の順に整理します。

ドクターコバで起きている予約が取れない問題

無制限ヒゲ脱毛が抱える構造的な課題

まず前提として、無制限ヒゲ脱毛という仕組み自体が「予約が取りにくくなりやすい」構造を持っています。

本来は「脱毛完了までにいくらかかるか分からない」という不安を取り除くための救済策として導入された無制限ルールですが、人の心理として「どうせ無制限なのだから、完全にヒゲがなくなるまで通い続けよう」と考える人が一定数出てきます。

食べ放題で「元を取りたくて必要以上に食べてしまう」のと同じで、「元を取りたいから回数を重ねる」人が一定数いる。結果として、予約枠が慢性的に圧迫されることが推測されます。

しかし、ヒゲ脱毛において「完全に無毛」というのは現実的にはほぼ不可能です。それは、頬の産毛などは無毛にすることが難しく、さらに超高確率で硬毛化するからです(私も実際になりました)。

ドクターコバもこの事実を踏まえ、頬の照射については注意喚起を行っています。ただ、強制力まではなく「それでも効果を出したい」と通い続けている方もおり、結果的に予約が取りにくくなっている状況があると推測できます。

※後述する脱毛機械事情も、予約の取りにくさに影響している可能性があります。

実際の予約状況について

まず前提として、ドクターコバが意図的に予約を取りづらくして契約金だけを得ようとするような運営をしている事実はありません。私が密接に関わるようになって以降、ドクターコバでは「その場でできる最適な手段」を常に取ってきました。

例えば、

・ジェントルレーズプロ(脱毛機)の導入
・施術回転率を約3倍に引き上げる施策
・ベッド増設による受け入れ体制の拡充

など、実際に問題解消のための具体的な改善が行われています。

では、現在の予約状況はどうか。予約アプリを確認したところ、以下のような傾向が見られました。

・土日が空いている週もある
・特定の時間帯のみ空いている週が多い
・土日が完全に埋まっている週もある
・平日は比較的予約が取りやすい

私自身、4年間関わってきて感じるのは、年に1回ほど予約が取りづらくなる時期はあるものの、長期的には安定しているということです。

ただし「自分の都合の良い時間に必ず予約したい」という方にとっては、ドクターコバは最適ではないかもしれません。

脱毛機械運用問題

4年間、私が推し続けてきたドクターコバですが、効果に対して疑問を抱くきっかけになった1つの相談があります。

「16回施術を受けたのですが、鼻下と顎はまだ青くなるくらい生えてきます。ずっとアレキサンドライトレーザーなのですが、ライトシェアやヤグレーザーを使ってもらう方法はありますか?」

ドクターコバでは、

・ジェントルマックスプロ/ジェントルレーズプロ(アレキサンドライトレーザー)
・ライトシェアデザイア(ダイオードレーザー)

といった機器が使用されています。

しかし現在、ライトシェアの稼働台数が少なく、実際にはアレキサンドライトのみで照射が行われているケースも多いという現状があるようです。

実際、相談者の方からは次のような報告をいただきました。

「今日たまたまライトシェアを使ってもらえました。1台しかなく、空いていたからとのことでした。ライトシェアで反応が良ければカルテに記録してもらえるそうです。ただ、使える看護師さんも少ないとのことでした。」

「これまでで一番赤みとヒリつきが強く、ポップアップ(毛が浮き上がる反応)もかなり出ました。もう16回やっていますが、こんなに手応えを感じたのは初めてです!」

私自身は、ヒゲが比較的薄く、アレキサンドライトレーザーでも十分に効果を感じられたタイプです。しかし、ヒゲが濃い・根が深いタイプの方の場合、ライトシェアの方が有効なケースがあります。

つまり、機械の割り振りとヒゲの量・質によっては、効果に不満を感じている方が他にもいらっしゃるかもしれません。

なお、上記は東京院の事情であり、名古屋・大阪では機械構成やスタッフ体制が異なる可能性があります。

ヤグレーザー使用問題

こうした状況もあり、ドクターコバでは、従来はライトシェア中心だったところから、ヤグレーザーの使用も進めていると聞いています。

これはあくまで1人の脱毛オタクとしての推測に過ぎませんが、「今までヤグレーザーの使用を敬遠してきたクリニックが、どこまで院内でヤグ運用のノウハウを共有できているのか」という点については、少し気になるところです。

もちろん、現場でしっかり検証しながら運用している可能性もありますが、「機械の特性」と「スタッフ側の経験値」によって仕上がりに差が出る余地はあると考えています。

コバと同じレベルの超優良ヒゲ脱毛クリニック

以上が、現時点でのドクターコバに関する整理です。

ドクターコバの努力だけでは、すぐには解決が難しい問題を抱えているのも事実ですが、それでも他の多くのクリニックと比較して「総合的に見て優れたクリニック」であることには変わりありません。

・予約問題の状況
・脱毛機械の運用状況

これらが改善され、以前と同じ熱量でおすすめできる日が来ることを期待しています。

最後に、「ドクターコバ以外でヒゲ脱毛するならどこに行けばいいのか?」と悩んでいる方のために、地域別に代わりとなるクリニックを紹介します。

東京

SKクリニック

ドクターコバと同じく無制限ヒゲ脱毛を導入しているクリニックです。無制限ヒゲ脱毛が抱える予約問題を、別のアプローチで解決しているため、通いやすいクリニックと言えるでしょう(脱毛効果が高いことも確認済みです)。

SKクリニックの詳細はこちら

クレストスキンクリニック

池袋・船橋にある、超優良脱毛クリニックです。(SKクリニックがヒゲ脱毛に特化しているのに対し、クレストスキンは脱毛全般に特化しています。)

値段はSKクリニックと比較すると高価ですが、優良脱毛機械の導入・優れた機械運用・毛が抜けない方へのニードル脱毛対応など、「効果を出すための施策」が豊富なクリニックです。

クレストスキンクリニックの詳細はこちら

スマートスキンクリニック

脱毛に特化したクリニックではありませんが、私と提携後にめきめきと脱毛技術を高めてくださったクリニックです。症例数は多くないものの、(私の提携院以外の)他の残念なクリニックと比べると、透明性と誠実さに優れています。

脱毛のコースと回数が豊富なので、「お金はあまりないけれど、まずはヒゲ脱毛を始めたい」という方におすすめのクリニックです。

スマートスキンクリニックの詳細はこちら

名古屋・大阪

名古屋・大阪は Aya beauty and family clinic 一択です。

・優良脱毛機械ジェントルマックスプロプラスを使用
・レーザーの使い分け
・都度払い
・出力開示を行う透明性

こうした特徴を持つ、超優良脱毛クリニックです。

ドクターコバとayaの比較記事はこちら

私の紹介するクリニックで、皆様のヒゲの悩みが解決されることを心より願っています。